福祉活動紹介ーエンカルナシオン地区ー

~おやつ作り交流会~

先日、エンカルナシオン地区にて日本語学校の生徒と老人クラブ「あけぼの会」との交流会が開催されました。今年は日本人がパラグアイに移住してから80周年という節目の年を迎えることから、移住当時のお話と当時多くの家庭で作られていたマンディオカ芋を使ったおやつ作りを行いました。


まずは生徒とあけぼの会メンバーの自己紹介から始まり、グループに分かれてお話をしてもらいました。何歳でパラグアイに来たか、パラグアイの印象は、どのような生活をしていたか、一番大変だったことは何か、など。また、話し手さんが持ってきた当時の写真を見せると興味深くじっくり見入る生徒もいました。そんなこんなであっという間に予定時間がきたために、お話会は終了。まだまだ話したい、もっと聞きたい、という余韻を残しながら次はおやつ作りです。今日のメニューは「マンディオカ団子」。まずはゆで上がったマンディオカをみんなでつぶしていきます。さらに粘りを出すためにモルテーロを使いました。あけぼの会の方が「こんな風にしてするんだよ」と教えると、生徒たちもみな順番につぶしていきます。みんなでモルテーロを囲みながら、「よーいしょ、よーいしょ!」と自然に掛け声が聞こえてきます。まるで餅つきのようです。


しっかりとつぶしたら、味付けをして丸めます。生徒の大半は男の子でしたが、みんなとっても上手に丸めていきます。「家でお母さんの手伝いをしているの?」の問いに、はみかみながら首を横にかしげている子がほとんどでしたが、本当にいい手つきをしていました。その後も着々と手順をすすめていき…、ついに完成!

揚げ焼きとあんこ入り、2種類の団子を作りましたが、初めて食べるマンディオカ団子のお味はいかに!?生徒たち:「おいしーい!」あけぼの会の皆さん:「いや~なつかしいねぇ」と。移住当時の暮らしに思いを巡らせながら私もパクリ。素朴な味で、なんだか懐かしい気持ちになりました。そしてもう一つ、おまけのおやつとしてサトウキビをかじってもらいました。これもまた「おいしい!」と好評。生徒たちは砂糖の原料ってことは知ってるけど、どんな風にして砂糖になるのか、みんな興味津々!いちご会ボランティアの説明を真剣な表情で聞いていました。

今回の交流会にはこんなねらいがありました。「おやつ作りという共同作業を通して、子どもたちと高齢者との世代間交流を図ること」と「移住当時の話を聞くことやおやつ作りを通して当時の生活の様子を学び、日本人としての気質や日系社会の理解につなげること」です。これから何年、何十年たっても変わらずに受け継いでほしいことの一つではないでしょうか。そして、私自身にとっていい勉強の機会をいただきました。

最後になりますが、ご協力をいただいた皆様へこの場をお借りしてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

日系社会青年ボランティア 渡會 あい

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